用語辞典(一部抜粋)|ダンス用語/筋肉一覧

「ONLINE & CLOUD」用語辞典

  • ダンサーが知っておきたい筋肉・骨格
  • 講義内で使われるキーワード

など、基本的な知識を50音順にまとめました
 

  1. アイソレーション
  2. アンロック(Unlock)
  3. インナーマッスル
  4. 追いスライド(More Slide)
  5. 横隔膜(おうかくまく)
  6. 片足軸/非軸足
  7. 胸郭(きょうかく)
  8. (筋肉の)緊張/リリース
  9. 広背筋(こうはいきん)
  10. 骨盤底筋(こつばんていきん)
  11. スプリット(ターンアウト)
  12. 僧帽筋(そうぼうきん)
  13. 体幹(たいかん)/ブレーシング
  14. 大腰筋(だいようきん)
  15. 体重/重心(軸)
  16. 大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
  17. デコルテ
  18. 臀筋群(でんきんぐん)
  19. 内転筋群(ないてんきんぐん)
  20. ニュートラル
  21. ハムストリング
  22. 肘下/肘先
  23. 腓腹筋(ひふくきん)/ヒラメ筋
  24. 腹圧(ふくあつ)
  25. 腹筋群(ふっきんぐん)
  26. ポイント
  27. >母趾球/拇趾球(ぼしきゅう)
  28. マインドマップ
  29. 菱形筋(りょうけいきん)
  30. 床反力(ゆかはんりょく)
  31. 横アーチ

※入会後は、全ての内容を閲覧できます

1:アイソレーション

一方を固定し、もう一方を独立して動かす動作のこと。胸部を固定したまま、ウェストやヒップを動かす所作がこれに当たる。
ステップによる大きな移動よりも、胸部もしくは腰回りという小さな可動域で表現を紡ぐベリーダンスでは、アイソレーションの習得は必須。パントマイムの原理もアイソレーション。

2:アンロック(Unlock)

膝や肘といった大きな関節を完全に固定(Lock)させる直前の、わずかに緩んだ状態のこと。アンロック時には靭帯の可動域にも若干の余裕が生まれ、瞬発力を生みやすいニュートラルな姿勢となる。

「ヒップ・シミー」のテクニックでは、膝の「アンロック」が必携。初心者の多くが、どれくらい膝を緩めればよいかについて疑問を持つが、当教室では「膝を完全に伸ばし、股関節回り・ヒップ・太ももを確実に緊張させたのち、一気に脱力する」という手順※で「アンロック」を体験するところから始める。※詳しくはセッション内で解説

3:インナーマッスル

馬力系や表面に近い筋肉がリラックスしている際に活用され、カラダのバランスなどを維持する深層部の筋肉の総称。
「筋肉の緊張と弛緩」を交互に行うことで曲線を描き続けるベリーダンスでは、インナーマッスルに頼る動作が非常に多い。
初心者が感じる「ベリーダンスの難しさ」は、このボディーコントロール力に慣れていない点にもある。ここを軽視すると体操のようなダンスとなってしまうため、指導者はこの点を踏まえたあらゆるアプローチができる知識が必携。初心者にこそリラックスして踊れる環境と親切な情報を用意してあげたい。

4:追いスライド

軸足(もしくは片方の足に完全に体重が乗っている状態)を作ってから、更にヒップの横移動を続けること(=More Slide)を、当教室では「追いスライド」と命名。ヒップで8の字や円の軌道を描く全てのテクニックに利用、ベリーダンスを踊る上で絶対に必要な概念。

5:横隔膜(おうかくまく)

主に息を吸うときに使われる肺の下にある傘状の筋肉で、体幹のコアマッスルの頭頂部に当たる。胸式呼吸で息を吸ったとき、横隔膜はへそ方向に引き下げられ、胸郭が前後左右に膨らむ。
これにより、デコルテ周辺とバストに高さが出て、ウエストのくびれはより引き立って見える。反り腰姿勢や猫背を原因とした浅い呼吸の場合、胸郭の開閉に伴う筋肉が凝り固まり、腹筋に頼った呼吸をしがち。その結果、バストが下垂しやすくなる懸念も。
胸郭をしっかり使った呼吸に変えるだけで、首や肩こりから解放されることも少なくない。深い呼吸はメンタルの健康にも深く関係する。





6:片足軸/非軸足

片足軸=片方の足に完全に体重を乗せて、もう一方(非軸足)には体重が乗っていない下半身の状態のこと。

7:胸郭(きょうかく)

背骨上部の胸椎 (きょうつい) ・通称あばら骨の肋骨 (ろっこつ) ・胸の前で左右の肋骨をつなげる胸骨でできた、かご状の骨格。胸郭を動かしにくい人は、頭や腕の重さを背骨全体で支える力が弱く、体重がつま先側に寄りがちなので猫背になりやすい。さらに、胸郭は鎖骨よりも上部から始まっているため、肩甲骨や背中の筋肉、首の可動域にも影響を与えている。

腹圧は、骨盤内に落ち込んだ内臓を本来の位置に引き上げて留められるが、胸郭周辺の筋力はこの腹圧や姿勢の維持に深く関係している。





8:緊張/リリース

当教室では、緊張=筋肉を締める/リリース=筋肉から力を抜くことを指す。

9:広背筋(こうはいきん)

上半身と下半身をつなぐ、背中の筋肉。姿勢の維持、骨盤の傾斜に非常に深く関わる。
お腹に様々な演出をするベリーダンスでは、腹筋を伸ばす際に縮む(拮抗)役を担う広背筋の存在は、腹筋と同レベルで意識すべき。ちなみに、シャープなウエストのくびれには必ず引き締まった背中がセットになっている。





10:骨盤底筋(こつばんていきん)

恥骨(腹筋の始点)・尾骨(背筋の始点)・坐骨(太ももの始点)の主に3点で繋がったハンモック状の筋肉。骨盤内の内臓を支えるなど体幹のコアマッスルの底辺にあたり、多くの場合で内転筋と連動する。

ヒップや股関節回りを強く緊張させているときには力が入りにくいので、「骨盤を後傾させてヒップをきつく締める」ポーズでは、骨盤底筋の活用は難しい。 骨盤底筋が緩むと、体幹力や腹圧を活かした踊りがしにくくなるだけでなく、冷えや尿漏れなど、女性にとって好ましくない症状を引き起こすこともある。

関節を意図的に動かせないので、骨盤底筋のトレーニングにはドローインやケーゲル体操が一般的。




28:マインドマップ

別名「ロジックツリー」。思考の整理や目標達成までの道のり作り、アイデア作り、ToDoのプライオリティ決定などのシーンにおいて、発想や思考、手順を視覚化する手法。中央に課題や目標を設置し、それを成すための準備や必要事項、アイデアなどを枝葉のように広げていくことで、発想を展開させたり、頭の中の整理をしたり、課題を見つけたりすることができる。





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